神経鞘腫⑨〜入院7日目〜
この日もなんの検査もない暇な時間を過ごしていました。
ただ、夜になり慌ただしくなりました。
外科の主治医と、整形外科の先生との3者でのお話。
今回の手術で腕が動かなくなった事に関してのこれからの治療方針のお話。
なんだか自分が思っていたのよりも重い感じの話です。
動かないということはなんらかの神経が損傷しているか断裂しているかとのことで、末梢神経に詳しい先生がいる系列の大学病院に転院するとの事。
ただし、その先生は各週の水曜日の午後しか来ていないので電話で予約を取れとのこと。
ひたすら手術の写真やデータを観て悩んでいるは二人。うーんとか、んー、とか言葉を選んでいる時間が長いこと長いこと。
まぁとにかく、こちらの大学病院で観るのは限界があるということですね。
私の仕事の内容などを聞かれ、かなり特殊な技術職なため、あちゃーって感じの2人。
病室に戻り冷静になり、
っざけんなよ!!
なんでそっちがした手術の治療方針の変更で私が自ら予約の電話しなきゃならないんだよ!
医師同士でなんとかせい!!
薄々は気づいていたけど、このまま何もせず経過観察しても、腕は動くようになる保証もないということ。いや、むしろ動かない人生を送るっていうこと。そんな大事なことなのにヘラヘラ笑いながら話す医師。もう、
クソが!!
ですよ。
早速母親への連絡。
かなりの動揺。それもそのはず、術後、医師から、
神経を触っているから少しの間腕が動かないかもしれないが徐々に動くようになるとの説明をされて、信用していたのです。
まさかの動かないから転院しろ。には驚きを隠しきれていませんでした。
はぁ、明日起きたら、予約の電話しにいこう。そう思い、眠りにつきました。